授業報告 北大総合博物館で学ぼう!自然と人間 第3回 10月13日

第3回 10月13日

担当:松枝大治(鉱物・鉱床学)

  今回から3回にわたって行われる鉱物に関する講義の第1回として、鉱物の基礎知識に関して学んだ。そもそも鉱物とは、天然に産出する物理的・科学的性質の一定な無機物の固体として定義されており、この定義によれば氷も鉱物とみなされるそうだ。鉱物の分類に関しては色や形といった見かけの特徴よりも物理的・科学的性質が重要であること、私達が普段使用する日用品には鉱物が様々な形で利用されていることなど、とても興味深い内容の講義だった。また講義の中で、博物館に収蔵されている鉱物の標本を観察した。黒雲母や方解石となど、いかにも鉱物といったものから、ルビーやサファイア(分類上は同一の鉱物)などの貴重な宝石、シリコンなどの人工鉱物まで、実に様々な鉱物が存在することを実感した。講義の最後は、「次回は墓石に関する講義を行う」という意味深な予告で締めくくられた。(総合理系1年 太田 晶)