授業報告 北大総合博物館で学ぼう!自然と人間 第5回 10月27日

第5回 10月27日

 

担当:松枝大治(鉱物・鉱床学)

 

  鉱物関連の授業の最終回である今回は、主に隕石についての興味深いものだった。授業では、直径約10?の隕石の衝突が恐竜絶滅の原因であるという比較的有名なことから、隕石・隕鉄と普通の岩石の見分け方、砂漠などで隕石を探す「隕石ハンター」なるものが存在すること、日本が南極産隕石の保有大国であることなどいろいろなことを学ぶことができた。また、実際に隕石・隕鉄の標本に触れてどのようなものであるかを間近で知ることもできた。今まで本物の隕石を触ったことはなかったので、よい体験だったと思う。授業の後半は、携帯電話などに使われる金などを再利用するいわゆる都市鉱山や、数ヶ月前に話題になったレアメタルに関する問題など、現在の地球全体が抱える人口と資源の問題というテーマだった。日頃あまり考えることのない中長期的かつ大規模な問題なので、これを機会に自分なりに考えてみようと思う。(理系総合1年 柴田陽穂)