授業報告 博物館コミュニケーション特論 第8回 6月14日

今回の授業では、まず最初に、6月6日に行われた博物館職員の方々へのプレゼンテーションの振り返りが行われた。各班のプレゼン発表者が、職員の方々から受けた指摘・アドバイスについて報告した。それをもとに、班ごとに企画の見直しや、実現へ向けての段取りに関する議論を行なった。授業後半では再度集合し、その議論の内容を報告し合った。企画実現に向けて、細かな日程を設定する班や、新しいアイデアを創出する班などがあった。

博物館側へのプレゼンテーションを終え、いよいよ授業も佳境に入ってきた。今さらながら気が付いたことではあるが、各班がコミュニケーションの手段・媒体として選択したものは、まったくばらばらである。紙媒体、音声、デザイン、対話と、四者四様のやり方で博物館におけるコミュニケーションを実践しようとしている。それぞれで徐々に意見を集約し、オリジナリティを高めようとした結果、このような分散が見られたことは、とても興味深いと思う。それぞれのコミュニケーション実践が博物館にどのような効果をもたらすか。実現に向けた、これからの努力にかかっていると思う。(自然史科学専攻修士1年 遠藤恭平)


館内での展示解説を企画中


中谷宇吉郎展示の隣で議論するガイドブック版


博物館入り口の看板をリニューアルするために館内を巡り発想力を養う