授業報告 博物館コミュニケーション特論I 第2回 4月18日

1回目の受講者の約半数になっており、精鋭9人となった。この精鋭たちに湯浅先生と藤田先生を加えて、四角い机を囲んで北大の学生発案型プロジェクトを討論した。

初めは、北大博物館の構造や展示の見やすさから。もともと北大博物館の建物は博物館のために立てられたものではないので、初めて訪れた者としての目線で様々な問題点を挙げていった。初めて訪れた者としての目線は、大変意味深い話であるように感じられたが、湯浅先生からは「もう少し学生という目線を入れたい」という意見が出された。「学生目線」という、判りやすいようで判りにくい、相当なクリエイティビティを要求され、私たちは少し沈黙した。しかし、一人が「自分の宝物展」のような博物館への参加を提案したことで、更に北大博物館としての意義を加えて研究と絡めて「北大生の研究必需品展」のようなものを開ければいいのではという意見が出てきた。もう少し議論を深めれば、より「学生目線」の発案が出るのではと期待していたところで、議論のための時間が尽きてしまった。そこで次回までに各々がこれらの議題の再考、そして企画の提案することで議論を深めていく。2回目の講義ということで、精鋭たちは緊張があったが、なかなか個性派ぞろいであるので、どのようなアイディアが出てくるか楽しみである。

(理学院自然史科学専攻 修士1年 吉田 大輝)

 



学生の視点で企画を練る受講生

 



メッセージを自から伝える方法を考える 吉田くん