授業報告 博物館コミュニケーション特論III 第10回 6月19日

 本日の授業では、主にマグネットの説明書の文章やデザインについて話し合った。マグネット班は、商品に対して説明文を添付するとき、単なる説明文の用紙では、捨てられてしまうのではないかと考えていた。そこで「北の学者からのメッセージマグネット」の説明を工夫し、名刺サイズの用紙に、表面にマグネットで取り上げた「北の学者」の名前を載せ、裏面に学者とその名言の説明を付ける案を提示したが、4つの説明文の文体を統一させることと、デザインによりオリジナリティを加えることが指摘された。そこで、次週までに一つの説明文をモデル案として完成させて、それを参考にして他の説明文を作成することにした。また、デザインについては、北大総合博物館のロゴを使用したうえで、色使いやレイアウトをより博物館らしくすることとした。

 授業の後半には、正門近くのエルムの森ショップを視察した。受講生たちは、ショップ内にある多くの北大オリジナルグッズから、参考になるものがないか眺めていた。また、やがては自分たちが企画した商品もここに並ぶかもしれないと思いながら、うきうきした笑顔を見せていた。

 来週からは藤田先生が北極に行かれるとのことで、今回をもって会えなくなる。受講生一同、航海のご無事をお祈りしています。

(理学院 自然史科学専攻 修士1年 吉田大輝)

 



北海道大学正門にあるエルムの森ショップを見学


商品の配置などを見て、ミュージアムグッズの企画へ活かす


グッズの商品説明をどのようにデザインするか、実に悩ましい