授業報告 博物館コミュニケーション特論 II 第2 回 9月4 日

外は、一日中雨が降っていた。

博物館の外観を撮影するにはこの天候は向かないが、館内の撮影は雨などの天候には左右されない。

夏の陣は、各自が集中講義までに撮影を終わらせることが課題となっているが、冬の陣では撮影技法を身につけることが目的となっている。多分、天候が雪でも外で撮影を行い、吹雪の中での撮影技法を学ぶに違いない。

集中講義は、2日目に入り、午後の中間発表を目指して映像をまとめている。受講生の使用するパソコン、映像編集ソフトがそれぞれ異なるので藤田良治先生は個別に対応している。中間発表では、それぞれが博物館をテーマとした映像の途中経過を発表しあった。昨日から始まった編集作業であるが、それぞれ個性的で初めて映像を作ったとは思えない内容であった。博物館の標本や展示物を「しりとり」でつなげていく映像や博物館を初めて訪れたときの感覚を映像に表現したもの、博物館の夜のイベントをドキュメンタリーにしたり、博物館の建物に焦点を当てた映像など興味を引く内容だけでなく、視聴者の想像力をかき立てられる工夫が随所に見られた。各自の発表に対しては、受講生と藤田先生がコメントをし、時には具体的な改善点が全員に求められる。他人の作品はどうすれば良くなるのか客観的な判断が可能だが、自分の映像の質を上げるとなると、どうすれば良いかアイディアが浮かばない。中間発表は、他人に見てもらい映像の質を上げる良い機会となった。

中間発表なので、明日の成果発表ではどのような映像となって上映されるのか期待が膨らむ。


標本の目を狙ってカメラを向ける西尾くん、中間発表の指摘を受けて撮り直しを行う


中間発表では、プロジェクター投影となるが、成果発表はウェルカムモニターでの発表となる