【シラバス】 博物館コミュニケーション特論III ミュージアムグッズの開発と評価

博物館コミュニケーション特論III ミュージアムグッズの開発と評価

担当教員
湯浅 万紀子(総合博物館)

藤田 良治(総合博物館)

授業の目標

博物館におけるミュージアムショップの役割を考察し、ミュージアムグッズを開発するまでの企画、設計、工程管理、価格設定、広報、評価という一連の流れを知る。

本授業は北海道大学和歌山研究林で行われる大学院共通科目「南紀熊野の森林から地域を考えるー原材料採取から商品開発までー」と連動し、グッズは総合博物館に関連したもので、和歌山研究林の素材を活用する。

課題探究能力だけでなく、グループワークでミュージアムグッズ開発に携わることでマネジメント能力を身につける。市場調査やグッズの評価において来館者と接し、ミュージアムショップ関係者もまじえた企画会議やグッズ製造者との交渉を通して、コミュニケーション能力を身につける。

 
到達目標

博物館におけるミュージアムショップの役割を理解する。

実際にミュージアムショップの店頭で販売するミュージアムグッズをグループワークにより製作し、ミュージアムグッズ開発のプロセスを学ぶ。課題探究能力だけでなく、グループワークでミュージアムグッズ開発に携わることでマネジメント能力を身につける。博物館に関連する様々な人と接する場面に立つことで、コミュニケーション能力を身につける。

 
授業計画

社会における大学博物館の使命と、ミュージアムショップの役割について議論し、ミュージアムグッズ開発のための市場調査を行なう。これに基づき、新たに製作するミュージアムグッズを企画立案し、和歌山研究林との交渉を行い、ミュージアムショップに提案し、検討を重ねて商品化する。

広報と、販売後の評価も行なう。
 

準備学習(予習・復習)等の内容と分量


毎回の授業での議論の論点について各自で考察を深めたり調査を進め、積極的に議論できるように準備する。
成績評価の基準と方法

出席、グループワークへの貢献度、企画力、マネジメント能力、コミュニケーション能力によって総合的に評価する。