授業報告 博物館コミュニケーション特論 I 第5回 5月7日

今回の授業では最初に、「マスコットキャラクターを作って北大総合博物館をPRする」という目標を達成するためのコンセプト設定について議論した。日本では博物館に関するキャラクターが多数開発されている。コンセプトはなかなかまとまらなかったが、形態については、着ぐるみにした場合は初期投資やメンテナンスに大きなコストが生じるため、二次元とすることになった。デザインについては、博物館の建物やアインシュタインドーム、デスモスチルス、イノセラムス、ナガコンブなどが候補に挙がった。一方で、あまり知られていない展示物をモチーフにして、開館した後にそれに注目して来館を促すという提案や、シリーズものとして複数のキャラクターを作るという提案も出た。活用方法としては、「休館中」を示す看板にキャラクター制作中というメッセージを付したり、関連したグッズを売り出すという提案も出た。また、キャラクターが完成した際にはそれを公式に発表したい、また、名前は付けずにおき、公募する機会を設けてもよいという意見も出た。今回の授業では、実際に展示室を見学した。新たな提案も出たが、まだ結論には至らなかったため、企画提案に向けて、議論を進めていく。
(理学部3 年 中川雄登)