ミュージアムマイスターの活躍

ミュージアムマイスターの久保田彩さん(本学理学院 自然史科学専攻 地球惑星システム科学講座 進化古生物学研究グループ 修士2年生)と山本大貴さん(本学理学院 自然史科学専攻 地球惑星システム科学講座 地球化学研究グループ 修士2年生)が、今年度の地球惑星システム科学講座修論発表会で 「優秀発表賞」を受賞しました。久保田さんはさらに、学生によって選ばれる「院生会賞」も受賞しました。

お二人とも学部4年生の時には、毎年総合博物館で開催される「卒論ポスター発表会」、自分の卒業研究をポスター1枚 にまとめ、研究分野に馴染みのない市民の方々や他学部の学生にも理解して頂けるようにわかりやすく説明するプロジェクトにも参加し、久保田さんは「最優秀 賞」、山本さんは「優秀デザイン賞」を受賞しました。お二人に、ミュージアムマイスター認定コースでの体験を振り返っていただき、今回の受賞についてのコ メントをいただきました。

 

久保田彩さん
コハクから復元する白亜紀中期東部ユーラシアの陸生微小生物群特にProtist-like formsに着目して
このたび修士研究の集大成となる修士論文発表会で優秀賞を受賞することができ大変嬉しく思います。これまで、様々な博物館活動に参加してあらゆる分野の研究の魅力に触れたことが、自身の研究にも影響をもたらしたと考えております。そして、2年 前に参加した卒論ポスター発表会は、研究を多くの方に伝えることの魅力を知るきっかけとなりました。その後機会があるごとに、どうすれば聞き手の理解が進 むのかという点を意識するようになったことが、今回の発表にもつながっていると思っております。これまで、御指導いただいた方々、支えてくださった方々に は、心より感謝申し上げます。今後も様々な方に「こんな面白い世界もあるのか」とわくわくしてもらえるよう、 研究に邁進していきたいと思います。

 

山本大貴さん
「原始惑星系円盤における非晶質ケイ酸塩ダストの結晶化と含水鉱物形成反応の速度論的研究」
修士論文発表会において優秀賞をいただき大変嬉しく 思います。博物館でのミュージアムマイスター認定コース及びその他の様々な企画に参加させていただく中で、研究分野に馴染みのない方へ情報を的確かつ分か りやすく伝えることをはじめとする様々な能力を学部生の早い時期から培うことができたことは、これまでの研究生活においての重要な基盤となっていると考え ています。大学博物館ならではの学生参加型の活動を進めてくださった先生方並びに博物館職員の方々、博物館活動を通して関わることができた来館者の皆様方 に深く感謝致します。

 

 

 

授賞式の様子



理学部2号館ラウンジで賞状と一緒に記念撮影