授業報告 博物館コミュニケーション特論 I 第3回 4月21日

4 月21日、第3回目の「博物館コミュニケーション特論I」では、久しぶりに天候に恵まれたこともあり、集合写真の撮影から始まった。まだ受講生がお互いの ことを十分に知らないためか、若干の緊張感が窺える。ただし、一度外に出たことで午後の気分転換を図れたことの効果は大きかった。教室に戻った後は、それぞれが持ち寄った企画案を検討したが、企画に対する熱意やその案に対する質問で時間が足りず、検討会が次回に持ち越されるほどであったのだ

この授業では、議論の進行も学生が務め、先生方が随時フォローしていく。
今 回の講義で湯浅先生からご指摘頂いたのは、2点。1つ目は「北海道大学の博物館である総合博物館における“Edutainment” とは」。2つ目は「7月のリニューアルオープンという時機をとらえた“北大学生”による企画の意味」である。“Edutainment ”とは、“Education”と“Entertainment ”の造語である。一般的に、博物館来訪の目的として教育と娯楽を共に求める人々が多いという状況から、今回の企画にこの“Edutainment ”的要素を取り入れる必要があるのか、あるとすれば、どの程度まで取り入れるのか。そこでは、大学の博物館であるという総合博物館の特質も同時に考えなければならないという話であった。また、リニューアルというタイミングに合わせた学生目線の企画の重要性についても触れて頂いた。次回の講義では、この点も踏まえ、より活発な議論を進めていきたい。

(教育学部3年 垣内ルイ)


受講生集合写真、企画はこのメンバーで作り出す


各自が企画を持ち寄り発表を行った