授業報告 博物館コミュニケーション特論 I 第5回 5月19日

519日、博物館会議での企画提案プレゼンまで残りあと2週間ほどとなった。前回の話し合いで決まった「ガイドツアー」、「リニューアル初日来館記念チケットの贈呈」という2つの大枠を再確認した後、具体的な事項を皆で検討した。
ツアーの内容は、北大総合博物館がそもそもどのような場であるのか、リニューアル前後で何がどう変わったのかを体験できるものとしたい。ツアーは複数回行い、1回あたりの参加者数は20人ほどを想定してみた。まだ議論中ではあるが、我々が考案した楽しいストーリーの中で30分間の特別なひと時を過ごしていただくことが話し合われた。ツアーは当日予約制とし、整理券の配布・受付そして終了時に記念品のチケット贈呈を行うことを検討した。広報として、博物館ホームページでのお知らせ、北大祭での紹介、館内ポスター・チラシによる案内を行うことが提案された。安全面や快適性に関する指摘も多くあがり、多人数が移動する際の展示物等への接触の可能性や、足の不自由な方でも問題なく観覧いただけるルートの必要性があげられた。また事後評価として、アンケート・モニタリングを行い、参加者の感想・意見を集計することになった。
授業の最後には、皆で1階正面玄関から館内を巡り、ルートの長さや時間などを実際に体感して本日は解散となった。ツアーの具体的なテーマ・焦点,博物館の歴史・展示のリニューアルについての学習、チケット等のデザイン決めは次週に持ち越しとなった。
話し合いの途中、「なぜ我々はガイドツアーを行うのか」という根本的な問いがあがった.ガイドツアーを望む声や、リニューアルにおけるガイドツアーの利点を皆で再認識し、北大総合博物館リニューアルオープン日に、学生として、来館者をどのように迎えるか議論を深めていきたい。
(理学院自然史科学専攻 修士1年 安翔宇)


ツアー内容について具体的な検討を進める




館内を巡り、ルートや時間、さまざまな来館者への対応を検討する