授業報告 2022博物館コミュニケーション特論 I 第6回 5月26日

第6回を迎えた今回の授業では、まず受講者全員で博物館を巡り、それぞれが考えてきた推しスポットの解説をするということを行った。北大の歴史の展示、熊などの動物の展示、鉱物などといった地球科学の展示など、各々が興味のある展示を紹介・解説した。また、展示だけではなく、建物の外観やショップのグッズなどをチョイスした受講生もおり、改めて、博物館とは人によっていろいろな楽しみ方ができ、まだ知らない魅力がたくさん詰まっている場所であることが再確認できた。ぐるりと1周巡り、12箇所解説するのに約1時間かかった。
後半は、前回決まった企画についての議論を進めた。主に、形式やテーマなどが議題にあがった。今回の企画の対象である「博物館に馴染みのない人」には、博物館の楽しみ方がわからないという人もいるため、全体をツアー形式で説明した方がよいという意見があがった。一方、全体を説明するのには時間もかかる上、受講者も正しい知識を膨大に覚える必要がある困難について懸念点も挙げられ、分野を絞ってしっかり説明をするべきではないかという意見もあがった。また、事前申込制にするか否かの議論では、事前枠+当日枠にするのはどうかという意見も出た。
今回の講義では、「周りながら概要説明→解散して写真を撮影&詳しい説明を行う→グループで共有,共有ボード」といった流れがなんとなくできたが、全体としてはあまり整理ができず、中長期的な見通しは立てられなかった。
次回の授業までには、概要説明を行うにあたり、自分が解説できるポイントに関連したカバーできる範囲はどの程度まであるかを各々考えてくることにした。次回は、企画の見通しや形式の詳細部を決め、博物館教員へのプレゼンの準備の話などをしていきたい。
山口健介(理学院 自然史科学専攻 地震学火山学講座 修士課程1年)

   
司会の原君が事前に準備した授業の流れ    司会との原君と書記の山口君が議論を整理していく

 
企画案に関する各自のイメージのずれを確認し議論する

    
館内外を巡って12名がお勧めポイント(複数)を説明。他の受講生の視点を共有するのは興味深い。