授業報告 2021博物館コミュニケーション特論 III 第7回 11月24日

第7回では、先週までにまとめた案をショップの代表である浅野目さんにプレゼンテーションした。その際、想定するサイズに近い既製品や、紙粘土で作った試作品を用意することで、私たちがイメージしている商品案がより伝わるようにした。
浅野目さんとのディスカッションを経て、以下の方針が定まった。再検討するべき点も明確になった。
①布製品は風呂敷とする。モチーフは北大式土器とマンモスの2種類とする。北大式土器をモチーフとする方はモノクロか渋めの配色にすることで、縄文が好きな人に手に取ってもらうことを狙う。一方マンモスをモチーフとする方は、黒地にネオンカラーといった鮮やかな配色にする。風呂敷を販売するときには、実際に包んだ見本をディスプレイできると見込まれる。
②箸置きは一目で骨だとわかる部位の骨をモデルとし、できる限り本物に近い精巧な商品とする。2点または5点のセットで販売する。モデルとする動物および骨の部位は再検討する。
③フレークシールは複数種類をランダムに5枚程度組み合わせ、紙製のテトラパックで包装して販売する。何をモチーフとするか、シールはイラストを基にするのか写真を基にするのか、販売方法にランダム性を含めるのか、は再検討する点である。
12月初旬には教員会議でプレゼンテーションをすることを目指したい。したがって次回は、今回明確になった要再検討箇所について話し合う予定とする。

なお、授業前には、小林快次先生に許可をいただき、古生物学を研究している大藪くんが古生物標本収蔵庫を案内してくれた。参加できたのは一部のメンバーだったが、実際に化石がどのように整理・保管されているのか知ることができ、グッズ制作に大変参考になった。
森本智郎(理学院 自然史科学専攻 科学コミュニケーション講座 博物館教育学研究室 修士1年)


小林先生に許可をいただき、授業前に大藪君に古生物の収蔵庫を案内してもらった


マンモスをモチーフにした布製品のデザインを提示

北大式土器を模したデザインの包み方を検討