授業報告 2021博物館コミュニケーション特論 III 第3回 10月20日

10月20日に3回目の講義が行われた。今回の講義は、北海道大学総合博物館のショップ・カフェの代表をされている浅野目祥子さんに参加していただき、グッズ開発する際におさえるべきポイントについて、主に三つ話していただいた。
一つ目は、実際に販売されている場面を考えることである。グッズ自体を考えることも大切だが、ショップにおけるグッズの提示方法や、ラッピングなども開発の要素になることを話してくださった。
二つ目は、ミュージアムショップであることを意識することである。博物館の来館者の興味が湧くようなコンテンツでなければならないので、ただ単にグッズとして見栄えが良かったり、面白いものを作れば良いというわけではない。
三つ目は、ショップの客層を捉えることである。新型コロナウイルスの影響によって観光客の数が減少したり、北海道大学のオープンキャンパスが開催された場合では高校生の来店数が増加したりとその時々によって客層に変化があるため、その点も考慮してグッズ開発を行うのが良いとご助言をいただいた。
最後はメンバー各自が現時点で抱えている疑問を浅野目さんに尋ね、ご回答していただき、グッズ開発に対して具体的なイメージを持つことができた。次回の講義では、本講義の内容を踏まえて、メンバー各自が考えるターゲットやコンセプトまで深掘りしたグッズアイデアについて検討し合う予定である。
池田柊(理学院 自然史科学専攻 科学コミュニケーション講座 科学教育研究室 修士1年)

 


ショップ・カフェの浅野目代表をゲストにお招きした


書記を務めた池田君


浅野目代表からの説明を伺い、意見交換