授業報告 2021博物館コミュニケーション特論 I 第11回 7月1日

本日の講義では、主に動画制作に向けた準備が進められた。講義前日に行われた博物館教職員へのプレゼンテーションで、近内さんと森本さんが代表し、全員で考えたプロジェクトを熱弁してくれた。その甲斐あり、プロジェクト自体が覆されるような意見はなく、ターゲットを絞り、アーカイブ化されていくクオリティの高い動画制作への期待が寄せられ、各グループでの動画制作に向けた準備に進むことができたのだ。「学部展示」班は北大の面白研究と題して各自の視点でおすすめの展示を紹介、「ポプラチェンバロ」班はブラタモリ風にその由来の説明やボランティアによる演奏を紹介、「博物館の人」班では情熱大陸を模倣して化石ボランティアの方々の活動を紹介することが決まった。どれもユニークで今回の目的でもある「学生」ならではの視点や表現で博物館の魅力をお届けできそうな予感がする。とはいえ、これから詰めるべきことや解決すべき課題は多くあり、作業を進めるほど、様々な課題が浮かび上がってくるかもしれない。
次回までに、取材にご協力いただくボランティアの方々に湯浅先生からまず連絡をとっていただき、取材内容を詰めたり、受講生全体で点検できるシナリオ案を練ることとした。更に次回は、課題の一つである、プロジェクトの目標が達成できたか否かを評価する方法について議論したい。従来の対面とは違った配信型であり、そもそもアンケートに答えてくれるのかという根本的な問題もあり、調査法や内容を充分に吟味する必要があるだろう。また議論後は、各班のシナリオについても共有したいと思う。
宮木温香(農学院修士1年)