授業報告 2019博物館コミュニケーション特論 III 第12回 12月18日

今回の授業では、前回のプレゼンテーションおよび授業をもとに、それぞれが提案したグッズの現段階における進捗や問題点について、全体で共有した後に各班で議論を重ねた。
「植物標本ポストカード」班は、以前から検討中であった藻類標本について、この授業の昨年度の受講生で藻類の巾着の企画に携わった山本茉奈さん(理学院修士2年・ミュージアムマイスター)から貴重なアドバイスをいただいて検討が進み、数種類まで絞ることができ、これを海藻分類学の阿部先生に提示してみる、ということで意見がまとまった。また、解説書については、博物館の標本庫の説明をいれてみたらどうか、という提案があり、その文章を現在検討中である。
「46億年定規」班は、札幌に支社がある企業から好意的な反応があり、また、構想も実現可能であろうとの回答もあった。さらに定規デザインについても想定以上に自由度が高く、これに合わせた検討が必要であるとの報告であった。
「トートバッグ&ピンバッジ」班のトートバッグに載せる地図については、正確な地図風にするという案でまとまり、建物のシンボルについては次回までにデサインを仕上げるという方針で固まった。ピンバッジにおいては、次回までにデザインや解説書を概ね完成させるということを目標に掲げた。
次回授業(2020年1月8日)は、ショップ担当者と議論しながら更に内容を深めていくという形で進むため、これまで以上に課題が浮き彫りになるであろうが、各班がどのようにその課題をクリアしていくのか大変楽しみである。
外山 雄貴(総合化学院 生物化学コース 分子医化学講座 分子生体防御分野 修士1年)