授業報告 博物館コミュニケーション特論 III 第3回 10月17日

第3回となる今回は、前回にひき続き学生による「お気に入りのミュージアムグッズ紹介」の発表と意見交換を行った。今回司会進行を務める雲中君が事前にュージアムグッズに見られる性質を実用性、コレクション性、ゲーム性などの項目にまとめていたため、これを利用して発表を進めた。この結果、気に入ったミュージアムグッズの持つ特徴をより深く分析でき、今後のグッズ開発に役立つ意見交換が可能になった。同時に、発表の中で項目の曖昧な点や不足も明らかになったことから、ミュージアムグッズを分析する視点はさらに深める余地があることも分かった。
次回は、求められるグッズの姿や企画の進め方といった、より具体的な内容へと進む予定である。湯浅先生と猪飼店長のお話、そして学生のミュージアムグッズ紹介を聞き終えた今、受講生13名でどのようなグッズを作っていくのか、今後の議論がとても楽しみだと感じている。
今回からは、受講生が講義の司会進行を持ち回りで担当することとなった。90分という限られた講義時間を有効に使うためには、司会進行役だけではなく、受講生全員が課題と目的を共有し、積極的に議論に参加する姿勢が必要になるだろう。受講生の一人として、今後ますます真剣に講義に取り組みたいと思う。

神田いずみ(文学研究科 歴史地域文化学専攻 修士1年)


雲中君の司会進行により、お気に入りグッズについてディスカッション


受講生が持ち寄ったお気に入りグッズ