授業報告 博物館コミュニケーション特論 III 第1回 10月3日

2018年度後期の『博物館コミュニケーション特論Ⅲ』が開講した。この講義ではミュージアムグッズを学生で考案し、制作、販売、評価に至るまでに取り組む。
第一回の今回には13名の受講者が集まった。講義ではまず、簡単な自己紹介をした。所属する大学院・学部や専門が多様な受講生が集まり、楽しく和やかな雰囲気で講義が開始した。次に、担当教員の湯浅先生より、大学博物館のミュージアムグッズの役割や北大総合博物館の使命や研究、教育、活動について説明していただき、そして昨年度までに開発されたグッズを紹介していただいた。なされているデザインの工夫、担当学生のエピソード、開発までの苦労に受講生皆が聴き入っていた。その後、全員でミュージアムショップを訪れ、意見交換した。
次回までに、各々が博物館又はそれに類する文化施設等で手に入れたり気になっている『私のお気に入りミュージアムグッズ』を紹介するレポートが課された。興味関心も出身地も異なる受講生による発表が今からとても楽しみである。そして、次回はミュージアムショップぽとろの猪飼店長をゲストにお迎えし、グッズの売れ行き、来店者の動向、開発の留意点などについても説明していただく予定である。
博物館、殊に大学博物館たる「北大総合博物館」におけるミュージアムグッズ並びにミュージアムショップのあり方を常に念頭に置き、建設的な議論を通し、魅力的なグッズを開発していきたい。


これから開発するグッズがミュージアムショップぽとろに並ぶ日をイメージする

雲中慧(理学院自然史科学専攻 博物館教育学研究室 修士1年)