授業報告 博物館コミュニケーション特論 III 第7回 11月8日

7回を迎え、開発するグッズの選定も佳境に入ったいえるだろう。今回はまず、湯浅先生が学部生が考えた博物館で行う企画や商品のアイデアの資料を配り、各自で一読し、興味深いものや商品に活かせるものを選び発表した。その後、前回と同様に各グループがグッズ案の進捗状況の報告を行った。何れのグループも、グッズ案の実現に必要なノウハウを備えた制作会社に問い合わせを行っており、現状で算出できる開発費用や1個あたり原価、発注ロット数を提示した。それに対して、「希望販売単価はいくらか、それで販売できる見込みがあるのか」や「現状の企画案が最終的な商品開発につながるかどうか」など、グッズ案の選定のための活発な議論が行われた。その結果、4つまでグッズ案が絞り込まれ、再度グループの編成が行われた。「おしょろまる箸置き」、「メモ帳」、「マスキングテープ」、「鉱石キャンドル」、いずれもミュージアムグッズとして見劣りしないものばかりだが、次回はこの中から、さらに絞り込みが行われる。どれほど詳細な内容を詰められるか、販売に向けた受講者の理解を得られる提案をできるか、が肝となるだろう。

大沢啓人(大学院総合化学院 生命分子化学講座 修士1年)


制作会社の検討を含めた各班のプレゼンについて、全体で討論する


モンゴルの調査から戻った守屋くんからのおみやげで授業はスタート