授業報告 博物館コミュニケーション特論 I 第14回 7月14日

今回の授業は、エキサイティングなニュースで始まった。受講生がデザインし、先週発注したTシャツが完成して届いたのだ。実物を見るまでは、発注ミスやデザインに問題があったらどうしようかと不安だったが、想像以上に鮮やかでスタイリッシュで目を引く、素晴らしいTシャツが完成した。さっそく受講生全員で着用して、博物館の正面玄関前で記念撮影した。この写真は、博物館のHPやFacebookなどでガイドツアーをお知らせするのに活用していく。実際にこのTシャツを着用してガイドツアーを担当するのがますます楽しみになった。
しかし、ツアー実施向けて決めねばならないことはまだ残っている。今日はチケットのデザイン、アンケートの内容、ガイドツアーのシステムについて話し合った。チケットのデザインは二案あるが、どちらのデザインも大変優れており、両方のアイディアを取り入れたいという意見が出るなか、先生から、折衷案ではいずれのデザインの良さも失われ、却って悪くなるのではないかとアドバイスをいただいた。どちらの案が好きか、ひとりひとり意見を述べたが、結局結論は出ず、二案とも少し見直し、来週決定することにした。アンケートについては、受講生が作ってきた案を全員で点検して意見を述べるという形で進められた。それを参考に改良し、最終案をメールで連絡して確定することとした。ガイドツアーのシステムについては、一度のツアーに何人のガイドが同行するかについて話し合った。その結果、一度のガイドツアーに二人が同行し、一人が安全面でのチェックやサポートを行うということになった。
来週までに、ガイドのシナリオをより良いものにしていく。先生から、シナリオは、入り口で来館者にお声をかけて実際に館内を巡る姿を思い浮かべて検討すること、そして、実際に何度も現場でリハーサルし、互いにアドバイスしていくようにと指示をいただいた。リハーサルには先生方も参加する。いよいよ本番まで二週間を切った。気合を入れて臨みたい、
(理学院自然史科学専攻 地球惑星システム科学講座 修士1年 金井千鶴子)


”GUIDE FOR YOU” ユニフォームが完成した


チケットのデザインについて検討を重ねる