授業報告 博物館コミュニケーション特論 I 第7回 5月26日

今回の授業は、6月8日(水)に予定されている博物館への企画プレゼンテーションに向け、企画をより具体的に詰めていく方向で話し合いが進められた。まず、プレゼンテーションの発表者が、本番で発表予定のパワーポイントを用い発表を行い、先生方や受講生がそれに対し改善点等を挙げた。ここで先生方から、企画対象者の人数等に関する提案があった。それは、当初我々が想定していた20名程度のツアーから、少人数を対象とした個別対応のツアーにするというものである。これを受け、ツアーを参加者の興味に合わせて行えることや、時間配分の柔軟性が生まれることなどから、少人数対象のツアーを行うことで意見がまとまった。方針としては、あらかじめ見てもらいたい展示等を設定しておくが、参加者の興味やツアーガイド自身の専門分野等を生かし、参加者やガイド担当者によって都度コースや解説が変わる、柔軟性を持ったツアーを行うこととなった。
次回以降の課題としては、どの展示を見てもらいたいかを設定すること、ツアー担当者が場合によっては1名になる可能性が出たため、その際どのようにツアーの評価を行うのか、また特別にフォローが必要な場合どう対応するか検討すること、ガイド担当者の装いなどが挙がった。
多様な専攻分野やバックグラウンドを持つ「北大生」が行う企画として、どの程度までそれらを生かし表現できるか、それが問われている。

(文学研究科歴史地域文化学専攻 修士課程1年 佐藤加奈)


ガイドツアーの企画が具体化してきた


授業の進行は、受講生が自ら行う