北海道大学の研究・教育の現場で用いられてきた機器や装置、関連する資料の一部をご覧いただきます。

ある一つの研究室、一人の研究者を対象にしたとしても、日夜進められる学術活動の全貌をとらえることは極めて困難です。同じように、ある時期に大学全体でどのような種類の研究が活発であったのかを横断的にとらえることもほとんど不可能でしょう。

「分野の異なる専攻や研究室あるいは教室で、同時期に同じ技術に根ざした手法・装置によって研究がおこなわれていたとしたら…」「技術や装置は、どのような改良を加えられて科学技術の発展に寄与したのでしょうか」「研究者の道具はどのように変わってきたのでしょうか。そして研究者はどのような思いで、機器や装置を手に研究人生を歩んだのでしょうか」

科学技術史資料群は、こうした学術活動のリアリティを復元するための “新しい装置” となります。資料群を俯瞰する視点で観覧いただきながら、一つ一つの機器や資料の端々、機器の使われ具合や管理番号のプレートや銘板などにもご注目ください。そしてこの先に何を残すべきかについても思いを巡らせてみてください。