【9月19~24日開催】企画展特別上映週間


イベント詳細

このイベントは24 9月 2018に終了しました


大学の教育研究活動の中で収集され、また生み出されてきた学術資料の中には、映像資料も数多く含まれます。こうした「学術映像」にはフィールドやラボ(実験室)で撮影された記録映像、見ることのできない世界を伝えるために種々の工夫を施されて制作された映像作品など、さまざまな分野、時代、目的、手法のものが含まれ、その制作主体も研究者、映像制作会社、あるいは両者の協働などさまざまです。
特別上映週間では主として北海道大学や放送大学の関係する学術映像をご覧いただきます。
一見、学術映像に直接関係するように見えない映像も含まれますが、かつて作られた宣伝・広報的な映像もまた、研究考察の対象として視ることで学術映像の中に位置づけることができます。また、映像自体の構造へアプローチする実験映像も上映します。本企画展で学術資料を用いた映像展示を展開している2作家によるもので、映像作品と学術資料を用いた映像展示との関係を考える機会にもなります。
特別上映週間では、映像はカテゴリーに分けて上映されますが、企画展で提示している視点タグ「記録」「再現」「伝えること」等を頼りにご覧いただきたいと思います。
一本の映像作品のなかにもさまざまな特徴が見出せる筈ですし、様相の異なる映像を比較しながら見ることでそれぞれの特徴も浮き彫りになるでしょう。
9月20日と9月22日には特別プログラム「北大と学術映像」および「映像素材と実験映画―再構築的映画表現―」を実施します。映像制作者のトークも交えて、上映映像のさらに深い理解を目指します。ふだん見ることのできない学術映像の世界をぜひご覧ください。

 

日時:9月19日(水)~24日(月)
会場:1階「知の交流」ホール
協賛:JVCKENWOOD、東京光音

※特別上映週間のうち下記2日間は、別プログラムを上映します。
「北大と学術映像」
…北大研究者の関わった学術映像をテーマに、学術映像制作を長年手掛けてこられた岡田一男氏(東京シネマ新社)にお話をうかがいます。
日時:9月20日(木) 13:30~17:00

「映像素材と実験映画」
…札幌の映像作家有志による上映企画「第2マルバ会館」。本展と連動して30回目の記念上映プログラムを開催します。トークイベント「素材としての学術映像と実験映像制作」、ミニ展示「第2マルバ会館って何?」
日時:9月22日(土)

 

 

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※節電のため開館時間は12~17時ですが、上映週間期間中は「知の交流」および企画展示室のみ先行して10時から開室します。