【8月5日開催】 バイオミメティクス市民セミナー (第68回) – 『農作物の表面構造で害虫の被害が変わる?』


イベント詳細

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基本的に全ての陸生植物の表面はワックスの層(エピクチクラワックス)によって覆われています。それらの化学的組成、物理的構造、量などにより、植物によって様々な表面構造が形作られていて、農作物の表面構造も作物の種類や品種によって様々です。これらの構造は、人間にとっては微小と感じられるものであっても、植物やそこに生息する昆虫たちにとっては死活問題となることもあります。
本講演では、農作物の表面構造が害虫やその天敵昆虫の活動に及ぼす影響、また、それらを利用した害虫管理の可能性について紹介いたします。

講師紹介
農研機構 北海道農業研究センター
生産環境研究領域病虫害グループ
上級研究員 髙篠賢二

略歴
1993年 東京農工大学大学院農学研究科植物防疫学専修 修了
1994年より 四国農業試験場(香川県善通寺市)
1998年より 東北農業試験場(岩手県盛岡市)
2010年より 北海道農業研究センター(北海道札幌市)