タイトル


活動報告

 

土器パラタクソノミスト養成講座(中級)

 

(1)実施機関

北海道大学

(2)日時・場所

2014年9月13日(土) 10:00~17:00 ・ 北海道大学総合博物館

(3)参加者数

8名

(4)活動概要

スケジュール
 10:00~10:10 挨拶と参加者相互の自己紹介
 10:10~11:00 概論:縄文文化の形成と北海道の主な縄文土器についてパワーポイントを使用して解説
 11:00~12:00 実習:縄文施文具(原体)と施文(刻印)の関係の理論的説明
 12:00~13:00 昼食
 13:00~      実習(理論):縄文施文具(原体)と施文(刻印)の関係の理論的説明(続き)
       15:00  実習:施文具の作製と作図,及び施文と刻印の作図,両者の比較観察
 15:00~15:10 小休止
 15:10~      応用:「鈴谷式土器」の破片を受講者に渡し,その縄文施文を読み解く実地練習
       16:30  応用(講義):「縄文」を観察記録する意義について解説
 16:30~16:45 アンケートを実施し,質問を受け,本日の講座についての感想を聞く
 16:45~17:00 修了証書授与

 

講義内容
<午前>

 冒頭10分間,受講者の自己紹介と土器パラタクソノミスト講中級の受講を希望した理由をお話して頂きました。続いて,小一時間ほど,パワーポイントを使用して縄文文化の形成と「縄文土器」が成立するまでのプロセスを説明し,北海道の草創期から晩期までの縄文土器の主なものを画像で紹介しました。
 11:00から昼までは,縄文についての学史を皮切りに,縄文原体とその施文による刻印との理論的関係について解説しました。12:00から13:00まで昼食。

<午後>
 13:00から縄文原体の作製とその作図,原体の施文とその刻印の作図を行い,原体と刻印の関係を実際に良く観察して頂きました。15:00から10分間小休止。
 15:10から16:30まで,「鈴谷式土器」の破片を各自に渡して,本日学んだ原体と刻印の関係を踏まえ,各土器片の縄文の原体と施文方法についてレポートを作成して頂きました。このレポートは回収し後日添削し返送する予定。
 16:30から16:45までは,アンケート,受講者からの質問と,本講座に参加された御感想を伺いました。最後に修了書をお渡ししてお開きとなりました。

 

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