タイトル


活動報告

 

鉱床パラタクソノミスト養成講座(中級)

 

(1)実施機関

北海道大学

(2)日時・場所

2014年7月5日(土)~6日(日) 10:00~17:00 ・ 北大総合博物館 共同研究室

(3)参加者数

8名

(4)活動概要

スケジュール
5日(土)
 10:00~10:15 講座開講の挨拶、スケジュールの説明、イントロダクション
 10:15~12:00 基礎講義1 (鉱石顕微鏡について)
 12:00~13:00 昼食
 13:00~17:00 基礎講義2 (鉱石の同定について)

6日(日)
 10:00~11:00 基礎講義3(顕微鏡観察のポイント)
 11:00~11:05 小休憩
 11:05~12:00 基礎講義4(鉱石鉱物各論)
 12:00~13:00 昼食
 13:00~15:10 顕微鏡観察実習
 15:10~15:20 小休憩
 15:20~16:20 鑑定テスト
 16:20~16:40 アンケート記入
 16:40~17:00 テストの解答、解説
 17:00~17:10 修了証授与式

講義内容
1日目
<午前>

 本講座は6名の受講生を迎え開催されました。最初に講座開講の挨拶および全体のスケジュールについて説明をしました。その後、前回の初級で学んだ事の復習を行い、午前中を通して本講座のメインとなる鉱石顕微鏡の仕組みや使い方を実際に顕微鏡を動かしながら学び、観察にまつわる光の性質について偏光板を使った講義を受けました。この講義によって受講生は、顕微鏡の種類やその仕組み、そして本講座で使う顕微鏡の使い方、観察に必要な、光の性質についての基本的な原理を学びました。

<午後>
  午後からは鉱石顕微鏡の使い方を、試料を置いて実際に観察しながら講義を受けました。その後顕微鏡下で観察できる鉱石鉱物の性質について講義しました。鉱石鉱物の性質については、形や色、硬さなどを学び、2日目で行われる鉱石の観察について必要な知識を得ました。

2日目
<午前>

 鉱床中級講座2日目は鉱石鉱物の顕微鏡観察を中心に講座を受けました。午前中は昨日の基礎講義の復習と、実際に観察するための要点をより具体的に学びました。小休止を挟んだ後、黄鉄鉱、磁鉄鉱などの身近に見られる鉱石や、金・銀・銅・鉛・亜鉛の原料となる代表的な鉱石について、それぞれ鑑定するためのポイントを学びました。また観察前に、顕微鏡の扱いにかんする諸注意を講義されました。

<午後>
 午後からは鉱石試料の顕微鏡観察を行いました。受講生は13種類の代表的な鉱石鉱物を、ラベルに書かれた情報や講義で得た知識を元に観察しました。2時間少々観察を行い、基本的な鑑定力を身に付けた後、小休止を挟んで鑑定テストを行いました。テストは試料1つに付き5分、合計10個で50分、指定されたポイントにある鉱物の鑑定を行いました。テスト終了後、解答用紙に点を付けている間にアンケートの記入をし、その後解答と解説を受け、観察や講義の内容を復習しました。最後に修了証授与式をして全ての日程を終了しました。

 

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