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活動報告

 

「札幌圏のセミを知ろう」 テーリング 2012
2-4. セミの声を聞こうin定山渓自然の村

 

 

(1)実施機関

北海道大学、小樽市総合博物館、札幌市定山渓自然の村

(2)日時・場所

2012年8月11日(土曜日)10:00~12:00 ・ 札幌市定山渓自然の村

(3)参加者数

4名

(4)活動概要

  1. 実施前に「定山渓自然の村」のスタッフと管理センターにおいて打合せを行った。「定山渓自然の村」周辺ではヒグマが出没することもあること、豊平峡ダムに続く遊歩道は十分に整備されていなくて危険な箇所もあることなどに注意するように言われた。
  2. 駐車場に集合し、駐車場から管理センターへと向かって歩き、管理センター近くの「木の広場」にて散策した後、遊歩道を30分ほど歩いてから折り返した。 
  3. 当日は気温がやや低くセミが活動するかが不安であったが、駐車場から管理センターにかけてはコエゾゼミとエゾチッチゼミの鳴き声が、「自然の村」の奥の方からはミンミンゼミ(1匹)の鳴き声が聞こえてきた。遊歩道ではエゾチッチゼミの合唱に加えて、時折コエゾゼミとアカエゾゼミ(あるいはエゾゼミ)の鳴き声が聞こえたエゾチッチゼミは崖地形に多いことを実感してもらった。  
  4. 「自然の村」内ではエゾハルゼミの抜け殻が多数得られたが、今年はエゾゼミ類の発生が少ないようで、コエゾゼミやアカエゾゼミの抜け殻は見つからなかった。

(4)参加者の声

本活動に関しての告知期間が短かったため、残念ながら参加者は少なかった。しかし、本活動の参加者は、4種のセミの鳴き声(コエゾゼミ・エゾチッチゼミ・ミンミン ゼミ・エゾゼミ(あるいはアカエゾゼミ))を聞くことができ、各種のセミの鳴き声の特徴について学ぶことができた。札幌市内からは10種のセミの鳴き声が確認されていることを考えると、本活動の参加者は非常に有意義な体験をすることができ、セミへの関心を高めることにつながったと思う。またエゾハルゼミの抜殻を多数採集することができ、抜殻の雌雄の見分け方についても学ぶことができた。