【11月10日開催】第8回土曜市民セミナー「高齢社会と相続法」

本年、国会で相続法の改正が可決されました。死者から承継した財産は、生者の作り出す財産よりはるかに膨大です。ですから、相続法(・相続税法)は、社会のあり方を左右します。その結果、相続法は、人間社会のあり方に対するその時代毎の考え方を反映しています。現在、ある程度の経済的成功を収めた国々では、高齢社会での相続法のあり方が問題となっています。今回の改正も、高齢社会に対する反応という側面を持っています。そこで、(1)相続法の歴史的な概観を試み、その上で、(2)他国との比較で、日本の相続法の特徴を解説し、(3)相続法改正の意味についてお話ししたいと考えます。

 

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