【10月3日開催】 「バイオミメティクス市民セミナー (第46回) −「生物と材料のシンフォニー:バイオマテリアルと境界科学」

バイオミメティクス市民セミナー(第46回)

「生物と材料のシンフォニー:

バイオマテリアルと境界科学」

が開催されます。

骨をつくる医療分野(整形外科・口腔外科)では、超高齢社会に伴い、健康寿命を延ばすためのQOL(生 活の質)が重視されてきています。

また感染症のリスクが少なく、生体の代謝システムへ早期に組み込まれる組織再生材料の開発と医用技術の普及も切望されて います。

骨を焼いて部分的に溶かしナノ結晶をつくる焼成・部分溶解析出の方法により、道産動物資源(骨の物理的構造と化学的性質)を利活用した「傾斜機能 アパタイト材料」を開発しました。

この材料は、体液や血液の浸透性、骨成長因子の吸着徐放性、崩壊吸収性に優れた生体模倣性バイオマテリアルです。

本セミナーでは、異分野横断的学問融合を目的とした境界科学の発想から、材料界面の機能設計を応用し、生体環境に順応・調和しながら、細胞と相互作用する材料を紹介します。

この新たな材料をとりまく、生物と材料のシンフォニーを楽しくお話したいと思っています。

ポスター(PDF)

日時

2015年10月 3日() 13:30 〜 15:30

講師

赤澤敏之

(北海道立総合研究機構 工業試験場 材料技術部 研究主幹)

会場

北海道大学人文・社会科学総合教育研究棟/W102

※北大総合博物館の向かいの建物です。会場情報を訂正致しました。