【12月2日開催】サーミ・フィルム・シアター第7回(最終回)

  

北極圏のコミュニケーション―境界を越えるサーミ」展に合わせ、サーミの人々を題材とした映画やサーミの監督による映画を上映します。 

サーミフィルムシアター第7回チラシ表  サーミフィルムシアター第7回チラシ裏

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▼上映作品 レインディア・プリンセス(トナカイ姫)Reinprinsessen

ドキュメンタリー映画/監督:ニルス ・ ヨン ・ ポルサンガー/ノルウェー/2008年/30分/

 

エナは、世界最速のトナカイである。アンは男性優位のスポーツであるトナカイレース唯一の女性である。そんなエナとアンのチームは無敵だった。しかし、最大のレースシーズン中に、彼らは予想外の課題にぶつかった。この感動的なドキュメンタリーは、トナカイレースの高揚感や、意外なコンビの競争心と彼らの素晴らしい絆を捉えています。

 

●監督紹介 ニルス・ヨン・ポルサンガー

フリーランスのドキュメンタリー映画監督。サーミの伝統的なトナカイ飼養を生業にする家に生まれた。

NRK(ノルウェー放送協会)でカメラマンや編集、ディレクターとして15 年近く働いたのち、1999 年に映画会社「Nine Films AS 」を設立した。

 


 ▼上映作品 一番難しいのは愛The Hardest of These is Love

ドキュメンタリー映画/監督:スヴィ・ウエスト/フィンランド/2005年/30分/

 

北欧の先住民族であるサーミの女性監督が「愛って何だろう」ということをテーマに、40 代、50 代、70 代の3 組のカップルに行ったインタビューを基にしたドキュメンタリー映画である。インタビューの合間にはそれぞれの世代の暮らしぶりなどを映す。

若く美しい女性スヴィは23 歳。フィンランド北の果て、北極圏に住んでいるサーミの若い女性。何でもそつなくこなす優等生。彼氏ができても、本当の愛が見つけられない。隣人の老夫婦、お母さん、キャリアウーマンの女友達。彼女の周囲の人々はそれぞれの愛を育みみんな幸せそう。どうして私には素敵なパートナーができないの?愛ってなに?

彼女は愛について学ぼうとインタビューを開始する…。

 

●監督紹介 スヴィ・ウエスト

サーミの映画監督。2012 年よりフィンランド国営放送で放映開始され、国内大論争を巻き起こしているサーミ文化紹介プログラムの仕掛け人、兼、メインパーソナリティー。

発表される作品はサーミ文化の紹介、啓蒙だけでなく、民族の歴史や北欧の政治経済の中での立ち位置なども深く示唆する。しかしながら、作品そのものは若く現代的なサーミの一般的な女性の視点で描かれ、観客が共感しやすく、とてもわかりやすい作品で高い評価を受けている。

シーダ先住民族博物館(SIIDA)主催のサーメ国際映画祭(SKABMAGOVAT)の2010 年、2011 年のディレクターも勤める。

日本の映画祭との提携にも積極的で、みゆき野映画祭長野県斑尾高原にサーミ代表として北欧各国の在日大使とともに招待をうけ、2011 年サーミ評議会から託されたサーミの大旗を携えて来日した。その他の作品:” おじいちゃんはどこ?”(2007、29 min.)。”Edge of Life” (2006、30 min.)

 


 

|日 時| 12月2日() 13:30〜

|会 場| 北海道大学総合博物館1階「知の交流」コーナー

|定 員| 60名 *定員を超えますと立ち見となる場合がございます。

|主 催| グローバルCOEプログラム「境界研究の拠点形成」、スノーコレクティブ、フィンランドセンター北海道事務所 

 

<無料・申込不要> 


 

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