参加学生の最終考察レポート

勉強会に参加し、10回の解説に取り組んだ学生の最終考察レポートをご紹介します。
展示解説の1回目に臨んだ際は、ご来館の方とお話しする際にも「どのように話しかければ良いのか」、「質問されて答えられなかったらどうしよう」と、分からないこともあったし、不安な気持ちも感じていた。しかし、回を重ねて10回目の最終回に至るまで、展示解説に入った後で毎回レポートにその内容をまとめ、活動で得たものを自分の中で整理していくことで、そういった心配や問題を解決していけたように思う。レポートにまとめることは、次回の課題の確認とその回で上手くいったこと・得たものを形あるものとして認識できることに繋がり、本当に有効であった。そして何より、展示解説担当の先生にレポートにコメントして頂き、客観的な視点+先生の視点によって、的確なアドバイスを頂けたこと、自分が行っている対応の正当性を判断して頂けるプロセスがあったことが、実際に確信をもって行動できることに直結したと感じている。10回目を迎えた際は、初め感じていた「展示解説に入ることの不安」といったものは皆無であったし、むしろ解説に入ることを心から楽しめるようになっていたと思う。ただ漠然と過ごしてしまっていたかもしれない時間をバード展の展示解説に入ることで、目標を持って、また、新しい扉を開くことが出来る時間とすることが出来たことは本当に良かった。ここで得られた経験と自信を次の企画展にも活かし、北大総合博物館をより良い場と出来るお手伝いがまた出来れば良いなと思っている。

(水産学部2年 山内彩加林)