北海道大学
2014年8月30日(土) 10:00~16:00 ・ 北海道大学総合博物館
7名
スケジュール
30日(土)
10:00~10:05 講師の紹介、配布資料確認
10:05~10:15 木製品の観察試み
10:15~11:10 講義 板サンプルの観察、木取りの考察
11:10~11:30 チョウナ使用実験および加工痕観察
11:30~12:30 昼食・休憩
12:30~14:00 講義
14:00~14:30 木製品の観察・観察結果発表
14:30~14:45 休憩
14:45~15:40 講義
15:40~15:55 最初に観察した木製品の再観察
15:55~16:00 参加者からの感想と修了証書授与
講義内容
<午前>
講師の自己紹介の後、まず、参加者一人一人に木製品が1点ずつ渡され、観察をおこないました。はじめて木製品を見る受講生がいるなかで、各々が用紙に大きさなどの情報を記入していました。
次に守屋講師による講義がおこなわれました。講義では、考古学的観点から、遺跡から発見される木製品を取り上げることが説明され、木製品とは人工的な痕跡がある、木を利用した道具の総称であると説明されました。
また、木取りの説明がおこなわれた後、実際にいたサンプルが受講生に渡され、丸太からどのように切り取った断片であるのかを受講生に考察してもらい、各自発表をしてもらいました。各受講生は、自分の言葉で正確に分析結果を発表していました。
外の広場にでて、チョウナ(横斧)および縦斧によって、実際に丸太を切削し、道具の種類による、加工痕跡の違いを観察しました。
<午後>
引き続いて守屋講師から木製品の機能を区分する方法が説明され、北大構内から発掘された木製品いついて講義がおこなわれました。
最後に、講座の最初に渡された木製品を改めて観察し、本講座で学んだこと(木取り、分割、面取り、木製品の機能推定)に照らし合わせて、受講生が再度、観察結果を用紙に記入して、初級講座が終了しました。